【ワーホリ日記】9ヵ月間のワーホリを終えて
9ヵ月という短いワーホリ生活でしたが、無事終えることができました!
周りからは、3年間いれるのになんでそんなすぐ帰るの、もったいないと言われました。
しかし、お金がある程度溜まってしまい、ストレスや危機感、緊張感が全くなくなり、これ以上滞在したとしても、もう自分は何も成長できないなと感じてしまいました。
日本にいるよりかは120%楽しいし充実するに違いないけど!(笑)
でも、自分が思った時に行動することがベストなタイミングだと考えてるから、後悔は全くありません。
なぜなら、これから中国語を学びに台湾か中国に行くと決めたからです。
正直楽しいだけではなく、ものすごくつらい時期もあったけど、なんだかんだ良い経験だったなと今では思えるので良かったです。
なのでワーホリ生活を少しだけ振り返えってみます。
初めての挫折
一時帰国
私はフィリピン留学後、ワーキングホリデーを利用し、オーストラリアに行きました。語学学校にも1ヵ月通い、それからアルバイトをして生活するつもりでした。
当初の予定では、学校を卒業と同時にどこかアルバイトをする予定でした。
でも現実は甘くありませんでした。
学校を卒業する2週間前から仕事探しを始め、レジュメ配りや、求人サイト(indeed)を使って応募をしましたが一件も返信すら来ませんでした。
完全に準備不足でした。何とかなるだろうという気持ちで仕事探しをしていたことが原因です。
収入がなくお金が減り続けると、焦りを感じ始め、精神状態が安定しなくなります。
ネガティブなことばかり考えてしまい、ポジティブな考えに持ち直すことができなくなりました。そして、1度日本に帰ることにしました。
帰国して2週間、何がダメだったのか自分なりに考えました。
合計7か月間、語学学校に通い、平日は朝から晩まで勉強していました。なので、勉強しない日があると罪悪感が湧くようになっていました。
オーストラリアに行っても、英語だけを勉強しようとしてしまい、上手く自分の中で気持ちを切り替えることができず、焦りだけを感じてしまいました。
それと同時に、仕事探しもうまくいかなく、一生仕事が見つからないと思い込んでしまい、いつの間にか、冷静に物事を判断できなくなっていました。
今思い返すと、なんで高い航空券払って日本に帰ったのかよく分かりません(笑)
それぐらい当時は、精神的に追い詰められたってことでしょう!
文化の違いを肌で感じた。
ここまで違うのか!と肌で感じたお話をします。面白いほど違いがありました。
私は、オーストラリアでファーム生活を送っていました。2つのファームで働きました。
最初はイタリア人がボスで国籍の割合は、ヨーロッパ系が9割その他1割でした。
次のファームは、オージーがボスで国籍の割合は、アジア人9割、その他1割です。
オーナーによって明らかに好みがあるのもオーストラリアファームの特徴です。
①イタリア人がボスのアップルファーム
びっくりしたのが、みんなフレンドリーで英語が喋れる!!
ヨーロッパ人は基本的にずっーと誰かと喋っている。よくそんなに喋ることあるなあと感心するぐらい(笑)
1日に自分の10倍以上は、スピーキングしてる。だからみんな流暢に喋れるんだと分かった。
周りに英語が喋れない人なんて一人もいなかった。
基本的にこちらから何かアクションを起こさずとも喋りかけてくれます。
あと必ず目が合うと挨拶してくれます。当たり前のことなんだけど、これがほんとに大事!!
なぜかって、、、
話すきっかけにもなるし何より話しかけられて全く嫌な気持ちがしないし、気持ちよく仕事ができる!!
ずーと無言でやるより、周りとコミュニケーションを図ることで、仕事の辛さが忘れられる!
何事も楽しもうとしてるし、周りにハッピーを分けてくれる気がする。
みんなほんとに明るいし、周りの目なんて一つも気にしてない。みんなが思うがままに行動している。
こういう姿勢は見習わないといけないなと思った。
まあ、根本的に性格が違いすぎて、難しい面もあるが・・・笑
あとボスがいなくなるとみんなさぼりだします。ほんとに分かりやすい笑
もちろん、嫌なところもあった。時間にものすごくルーズ。
終了の時間を知らされず勝手に帰られたこともあった。まあこんなもんかと思いながらやり過ごしたけど。
また会いたいと思わせてくれる人柄。初対面の人に少し話しただけで、観光に来るなら案内するよって気軽に言ってくれる。
自分が初対面の人に言えるだろうか、、、、
いや絶対に言えない(笑)
ほんとに誰に対してもフレンドリー!これに尽きる!!
➁オーストラリア人がボスのストロベリーファーム
このファームは、日本をすごく思い出させてくれた。いい意味でも悪い意味でも。
もちろんみんなすごくいい人。でもみんな消極的すぎるように感じてしまった。新しく来た人には、すごく警戒してるように見えた。
大抵みんな目をそらす。自分から話しかけないと、話しかけてこない。話しかけられるのを待ってしまうアジア人たち(自分も含めて)。
自分が初めての出勤した時は、誰一人話しかけてきてくれなかった。
自分から話かければ少し心開いて話してくれるけど。
だから仲良くなるまでに時間がかかった。
もっとみんなを受け入れる姿勢はヨーロッパ人を見習わなければいけないと思った。
でも、アジア人がこのファームを好む理由がよくわかる。週末は休みだし、たまに早く帰れたりもする。時間管理もしっかりしている。何よりボスが優しい!
穏やかで居心地はものすごくいい!アジア人が集まる理由もよくわかった!
最後に
こんなにも文化の違いで雰囲気が変わるのかと驚きと同時に面白いと思いました。
ヨーロッパ人にもアジア人にもそれぞれ良いところがある。だからお互いの良いところを盗んでいけばもっと良くなると思った。
根本的に変わるのは難しいけど、意識をすれば改善は出来ると思う。
今働いているファームは、いろんな人と喋りたいけどなんかそれがしにくい雰囲気がある。
すぐ居心地の良いコミュニティを作りそこの中でしか会話をしない。これはどこに行っても変わらないなあと思った。
もっと、ヨーロッパ人の性格を見習うべきであると思った。誰とでも喋るフレンドリーさ、これは圧倒的に足りてない部分だと感じた。
同じ人間なのになんでこんなに違うんだろう。どんな教育されてきたのか気になります!
やっぱり自分はどんな状況であれ楽しんでいる人間のほうが魅力的に見える。だから自分もそうなるために意識改革をしていきたいと思った!
裏切られた
まさか、オーストラリアに来て日本人に裏切られるとは、、、
人生で初めて人に裏切られました。
少し表現は大げさかもしれないですが、私にとってすごいショッキングな出来事が起こりました。
ファームで働いていて、職場まで行くのに距離があるので車で行く必要がありました。
恥ずかしながら、お金がないので車を持っていませんでした。
なので車を持っている人にピックアップを頼まなければなりません。たまたま同じ宿泊施設に住んでいた日本人の方に頼んで、了承を得ることができました。
ですが、ここからが悪魔の始まりでした。
その人は少し変わっている人でした。
いつも口癖のように仕事を辞めたいと言うし、両親とは絶交して連絡は取っていなかったり、いきなり笑いながらカンガルーを轢こうとするし、
とにかく凶器じみていました、、、笑
一番驚いたのが、冷蔵庫を共有しなければいけないんですが、間違えてその人のスペースに物を置いてしまい、気づかずにいると、無言でそれを勝手に捨てました。
その時に、この人やばいと直観的に感じました。
この出来事があってから完全に信頼はなくなっていました。ですが、何も言うことができません。
なぜなら、ピックアップしてもらってるからです。もし関係が悪化しピックアップしないと言われたら、職場に行けなくなり、仕事を失うからです。
とにかくこの人から離れたいけど離れられない状況が2ヶ月続きました。
やはり、事件は突然起こりました。
いつも通りに朝起きて、支度をして車の中で待っていました。しかし、待てど待てどその人は姿を現しません。
珍しく寝坊したのかと思い、起こしに行くと、仕事辞めたといきなり言われました。頭の中が一瞬で真っ白になりました。
なぜそれを前もって伝えないのか全く意味が分かりません。それをされることによって自分がどのような状況に陥るかは簡単に想像できると思います。
本人に言いたいことはたくさんあったけどこらえて、そうですかとだけ言いドアを閉めました。
それと同時に覚悟を決めました。こんな状況に負けてられないと。こんな奴に自分のプランを台無しにされてたまるかという反骨心が出てきて、
なんとかこの状況を打破するため、いろんな人にピックアップしてくれないかと頼みました。
しかし全員に断られました。場所も時間も違うのもあるし、何より知らない奴にいきなりそんなこと言われても承諾してくれるはずがありません。
とりあえず職場に行かないとクビにされてしまうのでどう行こうか考えに考えた結果、、
自転車という最強の乗り物がありました!車で20分で行けるところを自転車で3時間かけていきました!笑
グーグルマップでは最短ルートで1時間で行けると表示されてました。もちろんその道を選びました。
しかし、道なき道を表示され、山道で暗すぎて迷子になり道路に出れなくなったり、道のアップダウンが激しすぎたため3時間がかかりました。
大人しく普通の道で行けばよかったと後悔しました。笑
人間欲を出すと失敗すると改めて思いました。もちろん大遅刻しました。2時間も。しかも電波がなかったので連絡を取らずに。
めちゃくちゃ怒られました。しかし事情を話すと、ボスの表情が和らぐのが分かって、笑いに変わってました。
それから、ボスがわざわざ仕事を止めてみんなの前でこの話を突然してくれました。
すると、拍手喝采が起こって、その時だけヒーローみたいな気分を味わえました。自転車で行くような距離ではなかったので、みんな驚いてました(笑)
自分でもよくこの道を自転車でこれたなと感心するぐらい果てしない道のりでした。もう一回しろと言われても不可能です(笑)
すると、その時は友達ではなかった子がピックアップしてあげると名乗り出てくれて、助けてくれました。ここでも人の温かさを感じることができました。
この時、同じように困ってる人がいたら、助けてあげられる人間になると誓いました。
三日後にいきなりその日本人が謝ってきました。今さら謝られてもって感じでしたけど、、、
挙句の果てに、戻りたいけどもう戻れなかったんだけどと言われました。当たり前だろと思いながら聞いてました。何のために伝えてきたか意図が全く分かりませんでした。
人を平気で裏切れる人は、過去にも平気で裏切っているので罪悪感もくそもないんだろうなと思いました。
でも、正直気にしてません、自分がしたことは必ずいつか形は違えど自分に返ってくると知っているので。
皆さんも気を付けてください。この人やばいなと感じたら大体当たっているので、すぐ離れましょう。
何かあってからでは遅いです。自分の身は自分でしか守れないです。人に頼りすぎるといつか痛い目にあいます。
だから一人でも生きられる人間力が必要だと思いました。これから自分は身につけていきます。結局最後は、自分自身の判断が一番の頼りだと思うので。
でもこうやってブログのネタにできたので結果的には良かったです!!その時は、死ぬほど焦ってたけど(笑)
最後に
9ヵ月ワーホリ生活は、出会った人に支えられたおかげで満足のいく結果に終わりました。また一人では、何もできないことも痛感させられました。
それと同時に全てのことを自分一人で抱え込むことができないと分かったので、これからは、もっと人に頼っていこうと思いました。
自分一人で全てのことを完璧にしようとする考えはもう辞めました。
人は誰かを支え、時には支えられながら生きていくことが、成長への近道なのかもしれないと思いました。
これからは、挑戦して失敗し、学んでの繰り返しです。
これができれば、いつか自分でも思いがけない出来事に遭遇するはずです。
これに遭遇した時が、今までやってきたこと、点と点が繋がり線となるはずです。
ここからまた新たな挑戦が始まります。勉強するのは正直辛いけど、その先にある楽しさを知ってるので、また気合を入れ直してベストを尽くします。